小話:競りゲーって本当に難しいの?
一般的には競りを扱うゲームとトリックテイキングを扱うゲームは
他のものと比べるとやや敷居が高いと見られてる印象があります。
実際、この2つのゲームは実際にやってみないとシステムが分かりにくいので
(前者は相場の、後者はゲームの進行自体が説明し辛い部類になるかと思われます)
それなりにゲーム慣れしている人でも敬遠してしまうことがあるみたいですね。
ですがゲームの難易度も千差万別ですし、簡単なほうから段階を踏んでいけば
そこまで怖がる必要は無いんじゃないかと個人的には思うわけで。
と、言う訳で唐突ではありますが今回はその2つのうち、
競り(&ビッド)ゲームについて色々と触れていこうかと思います。
まず、競りゲームとはどんなものかを簡単に書きますと
基本自分が持っているお金、もしくは価値のある商品などで
何かしらの物(時には能力)などを購入していくゲームです。
(厳密に書くと競りだけがメインのゲームもありますし、ゲームシステムの一部に
競りの要素が含まれていたりする場合もあります)
競る行為自体は比較的簡単なのですが、最初の所持金が決まっていたり
相場の価値を読んだり、全体のバランスを考えたりしないといけないので
実際にやってみると色々混乱してしまうことが多いのも分かります。
さて、競りやビッド[がメインである]ゲームの有名タイトルを挙げていきますと
「モダンアート」「ラー」「メディチ」「ハイソサエティ」
「フォーセール」「クーハンデル」「ゲシェンク」
あくまで個人的な主観ですが分類していくと次のような感じですか。
難易度
難しい 「モダンアート」
↑ 「クーハンデル」
中間 「ハイソサエティ」「ラー」「メディチ」
↓ 「ゲシェンク」
簡単 「フォーセール」
「モダンアート」は競りゲームとしてかなり有名なタイトルの1つではありますが
いきなり最初にやるには難しい部類のゲームだと思います。
色々な競りの方法(4種類)を楽しむことが出来るとも言えるのですが、
価値の上がり方や、自分の手札の割合、残りのカード枚数のカウンティングなど
競りだけでなく、競り以外の部分で考えなければいけないことがかなり多い点。
またお金のやり取りがプレイヤー間でもかなり起きるためそれも頭に入れながらゲームを進める
必要があることを鑑みても、それなりにゲーム慣れが必要だなぁと思う次第であります。
一番競りゲームとして分かりやすいのはやはり「ハイソサエティ」でしょうか。
余分な要素がかなり少なくオーソドックスな競りを行っていくので
やっているうちに相場観を掴み易いゲームとして真っ先に挙げておきたいです。
恐らく「競り」の要素を練習というか慣れるにはこれが一番良いゲームだと思います。
ゲシェンクやフォーセールはどちらかというと競りではなくビッドの要素が強いです。
どちらも攻めるよりも、降りる(カードを取る)タイミングが重要なゲームですね。
この2つは運の要素も絡みますし、1プレイがそれほど時間が掛からないという意味で薦めやすいです。
特に、フォーセールの方はかなり無理をしても必ずカードを貰えますし、後半の同時出しでも
必ずゲームに参加できる点など、非常にプレイ感が軽いので初心者にはオススメです。
ラーとメディチはやや変則的な競り「応用編」みたいな感じですかね。
手に入れる商品の内容や数が大きく変動するのでそのことに対応していく要素が強いです。
競りの要素は上の物以外でも結構色んなゲームで使われるので、慣れるに越したことはありませんし
やはりある程度の相場観が分かるようになれば更にゲームが楽しめるようになるかと。
難しい、という先入観を持たずにまずはドンとぶつかってみるのが個人的には良いのではと思ってます。
かくいう自分もモダンアートクラスの競りになると結構頭が混乱することもあります。
まだまだ日々精進あるのみ、ですかね。まずは(プレイ)数をこなしてみましょう。
色々やってると結構なんとかなってくるもんです。自分もそうでしたし。
最後にですがもう一度今週末の告知をば。
11月8日(日)に自分が所属している「北九州ボードゲーム交流会」
が北九州・門司にて行われます。
詳細はリンクの方から飛べる公式ページを見てもらえれば分かりますので
もしお近くの方でボードゲームをやりたい方は是非来てみてください、お待ちしております。